2020.7.17

郊外にスタジオスペースを求めて

Case Story

品川区に本社を構える株式会社M様。展開する『家具の通販事業』で使用する、撮影スタジオ用の物件を探していたそうで、今回のご相談となりました。これまでは会社の一部を、撮影場所として活用していたそうですが、スペースが限られていて、セットの入れ替えなども大変だったそう。最初は会社付近で探していましたが、希望する広さでは家賃が高く、対象エリアをもう少し広げたことで、今回の物件が見つかったと言います。働くスタッフさんたちの通勤にも問題がないということで、「郊外」という選択となりました。

というわけで、物件は西武線所沢駅から徒歩8分、3階建てマンションの一階テナントです。元々はコンビニがあった場所で、内部の様子はこんな感じ。

室内は既に取り壊されていて、何もないのもありますが、とても開放的な空間。床面積が165m2、天井高も3.6mと高く、都内でこのサイズは、なかなかナイのかもしれませんね。あったとしても確かに家賃が高そうです。

改修の計画は、やりたいことを既にまとめておられていて、スムーズに打ち合わせができました。計画もすぐに固まり、準備ができたら即着工。約1か月の工事となりました。

というわけで、ビフォーアフターがこちらです。

真っ白い内装が伸びやかで、気持ちのいい空間となりましたね。窓のシャッターを上げれば、日中を通して、安定した自然光も差し込んできます。そして、とにかく広いです。セットも2組同時に稼働できるようになったそうですが、その気になれば3組でもセッティングできそうです。

ちなみにこの日は、きれいめの白い家具が映えるよう、真っ白い壁と明るめのフローリングがセッティングされていました。

またスペースの一画は、オフィスとしても利用しております。デスクやワークチェアを置いて、スケジュールの調整や準備、事務ワークなどをここで。通常は、スタッフさん3〜4人で稼働しているそうです。

ホワイトボードを見ると、修正の指示や注意のような手書きコメントなどがあちこちに貼ってあり、普段のお仕事ぶりが目に浮かぶようでした。また撮影する商品によっても壁や床のセットから窓ネタ、インテリアなども入れ替えるそうで、たくさんの備品が、バックヤードに在庫してありました。

ちょっとした大工作業や、商品コーディネートもご自身たちでされるそうです。俗にいう舞台やテレビの世界で言う大道具・小道具さんのようなお仕事に近いのでしょうね。けっこう何でもやっちゃうものなんだなあと、個人的には驚きでした。

さてコロナ禍で、オープンは少しドタバタしたようですが、無事にスタジオとしても稼働し始めたようです。リモートでのお仕事も増えたそうですが、徐々に撮影も始まっているとのことで。他の社員さんからも好評らしく、嬉しいかぎりです。

ここでのお仕事が、さらに加速することお祈りしております。ありがとうございました。

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