2020.1.20
帰ってきて「ほっ」
Case Story
大手広告代理店にお勤めするMさんは3歳になるお子さまと、奥さまとの3人暮らし。ただ、奥さまが身体の心配をするほど、ご主人の生活は日々お忙しい毎日だそうで・・・。仕事のこともあるし、都心からは離れたくはないけれど、 帰ってきて「ほっ」とできる、そんな家になれば・・・とリノベーション前提で新居を購入することになりました。物件は、小さな川沿いに建つマンションの7階。川を見下ろすことのできる窓からは、春には桜並木が見られます。 心地のよい家族の居場所をつくろうと、リノベーションの計画が始まったのでした。
ちなみに元の間取りは3LDK。限られた空間をさらに小分けにしているので、スペースのひとつひとつが手狭でした。そこでみんなが集まる「リビング」は広々とした空間にしようと、水まわり空間をコンパクトに再配置しつつ、廊下も無くすことに。
また当初から「床」のイメージをお持ちだったMさんは、オークのフレンチヘリンボーンをチョイス。優しい色合いと美しい木目が印象的なフローリングです。自然な色に仕上がるようオスモ社のフロアカラーナチュラルにて仕上げました。天井と壁は真っ白に塗装して、窓から注ぎ込む自然光が部屋全体に明るく拡散するように計画。寝室と書斎の内装には質感の良い壁紙やタイルカーペットをチョイスして…。

さて改修の計画が整ったら、工事の準備を経て、いざ着工。今回は年をまたいでの改修工事となりました。工事は約2か月ほどかけて。職人さんも忙しい時期でしたが、予定していた通りに工事も終わり、無事にお引き渡しすることができました。
実は、お引越し後・・・新しいお子さまが産まれるとお聞きしまして。装い新たに、家族4人での暮らしとなったMさん家族。不動産購入に、融資に、リノベーション・・・加えてご出産と、忙しい毎日だったと思うのですが、ようやく生活もひと段落し、落ちついてきた昨年末、ご自宅にお邪魔させていただきました。
ご自宅にお伺いして、まず目を引いたのがダイニングの、三角シェードペンダント。カタチはシンプルながらも、カラフルな色が空間を彩りますね。またキッチンにもかわいい照明が並んでいました。不揃いなデザイン・配置がまたいいですね。


キッチン横には袖壁、前には腰壁と、キッチンの手元はまるまる見えない造り。多少散らかっていても、リビングからは見えにくいです。適度に隠しつつも開放的なキッチンとなっております。ちなみに腰壁はモルタル仕上げ。
また窓辺にはデスクカウンターを、ダイニング後ろの壁にはベンチを造作し、窓の外も眺めることができるよう。横長の窓から採光が取れ、視線も抜けますね。春の頃には桜も見られるし、ここが一番の特等席かも。


リビングには、お子さまのオモチャや作品もあって、遊び場にもなっているもよう。大人にとっても、子どもにとっても、やはりここが生活の中心地ですね。
お子さまの賑やかな笑い声が聞こえてきそうです・・・
はてさて、ご家族4人で始まった新しい暮らし。でも、お仕事から帰ってきて何よりも「ほっ」とするのは、お子さまたちの笑顔を見るときなのかもしれませんね。Mさん、お忙しいなかお時間いただき、ありがとうございました。


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