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事例紹介

2017年05月01日 (月)

こぢんまりしたレトロな一軒家

1〜2人暮らしウーマン日本家屋

こぢんまりしたレトロな一軒家
こぢんまりとした古い木造住宅で暮らすSさん。レトロな雰囲気を残しながらも、暮らしやすいように改修しました。
所在地    東京都文京区関口
構 造    木造 2階建て
築年月    1985年
竣工月    2016月08月
施工面積   21.67㎡
コスト    110万円

古い一軒家を改装したい

都内に勤めるSさんは、文京区在住17年。それまでは、実家のある千葉から都内まで通っていたそうですが、『時間もかかるので・・・』と引越してきて以来、ここ文京区に住み続けているそうです。

古い建物が好きで、これまでも古い木造賃貸に住んでこられたSさん。ただ、『このまま、家賃を払い続けるのもなあ・・・』と自宅近くで、今回の物件を見つけ、購入に踏み切ることにしました。

物件は築31年の木造2階建て。1階と、2階をあわせても43m2という、こじんまりとした一軒家です。

格安だったこともあり、トントン拍子に話が進んだそうですが、ただ、住み始めてみると、味気のない床が気になり始め・・・、また間取りも使いにくく・・・。そんなことを思っているうちに、部屋の改装を考え始めたそうです。

当初は、知り合いの大工さんに相談していたのですが、感覚的な部分や、ニュアンスめいた部分の意思疎通がなかなか上手くいかず、最終的に、当社にご相談いただくことになりました。

ちなみに、もともとの間取り(一階)はこちら。

—洗面台がありません。

もともとの間取りでは、脱衣スペースはあるものの洗面台を設置するスペースがありませんでした。顔を洗ったり、歯磨きするにもキッチンを使うしかなく、ご不便を感じていらっしゃいました。

—玄関から部屋が丸見え。また、冷蔵庫置き場にも困っています。

来客時に玄関から部屋が丸見え状態でした。ご友人ならまだしも、あまり親しくない方に室内をじろじろ見られるのもやはりストレスということで・・・。また、冷蔵庫置き場に困る間取りで、当初は、ダイニングエリアに はみ出して置いていました。

—木目のクッションフロアが、気に入っておりません。

もともとは、木目調のクッションフロアでした。販売時に新しく張り替えられたそうですが、ツヤっぽい質感が好きでなく、無垢のフローリングに張り替えたいなあ、とSさん。

というわけで、改修計画は以下のとおり。

1、トイレと脱衣所の間仕切壁は撤去して、コンパクトな洗面台を。
2、キッチンをサイズダウンして、冷蔵庫が並べられるよう。
3、玄関には踊り場をつくり、視線を遮るパーテーションを。

その一方で、古きよき雰囲気は活かしたいと、経年したラワンの木枠や巾木、既存のキッチンタイルはそのままにして、改修することになりました。また、床は全体の雰囲気とも馴染むよう「アカシア」の無垢フローリングを張ることに。

工事は・・・、その後は・・・

さて、工事は、Sさんの夏休み期間を利用して、約2週間で実施。

解体した廃材をミラーのフレームに利用したり、余ったフローリングを棚に使ったり、と材料を上手に活用しながら・・・。

また、IKEA商品の「英語とイラストだけの説明書」に、大工さんと悪戦苦闘しながら・・・。

工事中、急遽、Sさんに、ホームセンターに行ってもらったりしながら・・・。

そうして、でき上がったお部屋がこちらです。

お手持ちの古い家具も似合う雰囲気になりました。

動線も整理され、暮らしやすく。

手づくりのパーテーション|ネットで購入した「古建具」をご友人に付けてもらったそうです。

既存利用したキッチンタイル|元気が出そうな黄色のタイル。お部屋のアクセントカラーにも。

キッチンはシンプルなIKEAのモノを(W:1500mm)。吊戸、換気扇はそのまま利用しました。

横並びにうまくおさまったトイレ・洗面・洗濯機。コンパクトながらも広さを感じられる場所に。

工事後『家づくり、楽しかったです。今度は外まわりも手をいれてみたいです。』と、次なる計画にも夢が膨らむSさん。

一緒につくっていく過程も楽しんでいただけたようで、何よりでした。

お仕事で、本の作成にも関わるSさんいはく、本をつくる過程と家をつくる過程はとても似ているそうです。

本も、いろいろなスペシャリストが、それぞれの仕事をして初めて一冊の本が出来るそうですが、ただ一方で、「編集者」の役割が非常に重要なのだ、ということをお話しされていました。編集者次第で、本は、良くも悪くもなるのだと。

『なるほど。確かに似ているかも?!』と妙に納得するとともに、『自分もその役割をきちんと果たせるように。』と身が引き締まる思いもしたひとときでした。

Sさん、ありがとうございました。