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事例紹介

2016年06月20日 (月)

東武東上線沿線で、定年後の一人暮らし

1〜2人暮らし

東武東上線沿線で、定年後の一人暮らし
定年を機に引っ越しをすることにしたKさん。東武東上線沿線の中古マンションを購入し、リフォームすることにしました。
所在地    東京都板橋区
構 造    SRC造
築年月    1972年
竣工月    2016年04月
施工面積   57.91㎡
総コスト   370万円

東武東上線沿線での暮らしを求めて

「住んだことはないけれど、東武東上線の雰囲気がいいなあと前から気になっていました。」と話すのは、元航空自衛隊員のKさん。

現在は、建物管理の仕事をしているそうですが「定年を機に引っ越しを」と、東上線沿線のマンションの購入を決めたころ、お声をかけていただきました。

マンション前の通り道。こぢんまりとしていて、なんだか雰囲気がいい。

ただ、初めてお会いしたときは、奥さまを亡くしたすぐ後だったようで。悲しみもまだ残るなかでも新たなスタートを切ろうと、自宅の改修を進めていくことになったのでした。

「駅近だけど、とても静かで…」と今では気に入っているKさんですが、物件は即決ではなかったよう。「中は汚いし…」と 初めは買う気なんてなかったそうです。

改修前|水回りの様子。決してキレイとは言えない状態で・・・。

だけど、その後もなんだか気になってしまって…。物件がしばらく売れないのを見ていると「自分を呼んでいるような気がした。」とKさん。それで、こちらの物件を購入する運びとなったそうです。

とはいえ。

確かに中はうす暗くて、ちょっと気味悪くも感じるほど。だけど よくよく見ていると、実は手の込んだ造りをしていて・・・家具に、建具に、壁材に。「当時、こだわって造ったんだろうなあ」というような。

そこで、ご要望を中心に計画を立てながらも、活かせる部分はそのまま活かしていこうと、内容を詰めていくことになりました。

改修前|部屋には落書きがあったり・・・。ただ、手の込んだ造り付けの家具もところどころに。

工事の計画は、以下の通り。

まずは、リビングルームをご自身の居場所にしようと、この場所を整えることに。2つの居室をつなげて12帖のスペースをつくり、「床鳴り」をまずは直しました。

また、窓のない中リビング型の間取りなので、隣の部屋から配管を伸ばしてエアコンを取り付けられるよう・・・内装にはそこまでこだわらないKさんでしたが、部屋の温度を整えることには積極的で「露出配管でも構わないので」と。

雰囲気のいい板壁は、綺麗に残っている一面をポイントととして残しました。和室の障子からも光が漏れ、「中リビング」なりに明るくなってくれたと思います・・・ここが、Kさんの暮らしの中心。

そして、こちらが南東向きの和室。

この部屋は、日当たりが良く 風も抜けるので、書斎にするにも昼寝をするにも「ここが一番いいよなあ」と思ったのですが。実は、Kさんの使い方は違っていて・・・

ここは、亡くなられた奥さまの荷物を置き場となるのでした。

また、そのまま使えそうなものは、できるかぎり再利用しました。ガラスの障子も、リビングのドアも、Rの開口部も、和風な床も天井も。そのおかげなのか、レトロないい雰囲気もそのまま残ってくれたように思います。

古くて「うわぁ・・・」と思ってしまいそうだった水回りは、機器、内装ともに一新しました。ちなみに、洗面とトイレの床にはこんなクッションフロアを。レトロないい雰囲気にも似合っていますね。

浴室も真っ白に塗装して清潔感のあるお風呂に。浴室すのこを設置して、段差を解消しております。(浴室すのこの記事はこちらから)

お引っ越し後・・・結局、退職しないことになったKさん。「このまま仕事を続けませんか?」と会社からお誘いあったそうです。

新たな暮らし、始まりました。