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事例紹介

2016年06月06日 (月)

「使いにくい」を解消!リノベ物件をさらにリメイク

1〜2人暮らし部分的な都心暮らし

「使いにくい」を解消!リノベ物件をさらにリメイク
リノベーション済み物件を、さらにリメイクした新井さんのご自宅を紹介します。使いにくい箇所や気に入ってない箇所を、部分的に解消していきました。
所在地    東京都文京区
構 造    RC造
築年月    1980年
竣工月    2015年10月
コスト    150万円
※ 雑誌LEE|2016年6月号、別冊「20人の暮らしやすい家」に掲載されました

文京区内で住み替え

ともに日系ブラジル人の新井さんご夫妻は、文京区で2人暮らし。これまでは、45m2・2DKのマンションにお住まいでしたが、『部屋が手狭になってきて・・・』とお引っ越しを考えはじめたのが、ことの始まりでした。

そして、見つけられたのが 今回のリノベーション済み物件。なんと、こちらの物件。もともと住んでいた家から徒歩1分の場所。

室内も84.8m2と広く、南側にも北側にも、そして東側にもバルコニーのある間取りです。ルーフバルコニーも使えば、実平米以上に広く暮らせそうです。

ただ・・・

場所も、サイズも気に入っているのですが、使いにくそうな箇所がいろいろあって・・・』とリフォームを検討し始めた新井さん。確かに見た目はきれいになっているのですが、ちょっとどうなんだろう?!というところがいくつかあって・・・

今回は、部分的にリメイクしていくような計画となりました。

部分的に部屋をリメイク

—エアコンの電源はあるけれど、配管用の穴がなくエアコンが付けられないんです。

建築時からは、間取りも変更されていた今回の物件。エアコンの電源は計画されているけれど、室外機までの配管経路は計画されていなかったよう。あらららら。

確かにこのままじゃ、エアコンが付けられないですね。室外機置き場と冷媒/ドレン管の経路を決め、コア抜き(コンクリートに孔を開ける)工事をすることになりました。

コア抜き工事の為、鉄筋探査をしているところ。コア抜き工事の記事はこちらから

—リビングにある柱が邪魔で、使い方が想像できないんです。

確かに、こんなに大きい柱が、リビングにあるとレイアウトが難しいですね。柱の周りにテーブルカウンターを、その隣に書斎コーナーをつくることにしました。

改修前のリビング|大きな柱が邪魔なところに・・・

計画案|なんとなく仕切られているけれど、気配は感じられる書斎スペースを。

—隠れているデッドスペースを活用できればなあ。

図面上、なにやら空間がありそうな場所が壁で閉じられていて・・・。確かに、ここにはスペースがありそうですね。エアコンの配管経路と本棚スペースに利用することにしました。

間仕切り壁を大工さんが解体しているところ。予測していたとおりデッドスペースが・・・。

—洗面所とトイレの出入口ドアが内開きで使いにくいんです。また、洗面所には洗濯機スペースがなくて・・・。

確かに内開きじゃ使いにくいですよね。脱衣かごやキャビネットを置きたくても置けないし、そもそも中に誰かが居ると干渉しちゃいます。引き戸にしましょうと、アウトセット引戸を取り付けることに。もちろん、洗濯機置き場も設けました。

もともとの洗面所とトイレの出入口|ドアが内開きで、使いにくかった。

—たぶん、ハイグレードな壁紙なんだけど、ちょっと・・・。

上記の工事をするには壁紙を貼り替える必要があるので、せっかくならと壁の印象を変更することに。壁の一部は 色のある塗装仕上げとし、標準壁はシンプルな壁紙を貼ることになりました。

もともとのリビングの壁紙|少しテカテカしていて、この模様もなんだか気になりました。

さて、工事は2週間かけて実施。お引っ越し後の工事となりましたが、お二人がお仕事で出かけている間、ご自宅を預かって 工事を進めていきました。

ちなみに工事中の様子はこんな感じ。本棚やカウンターは、現場で造作しました。あとは内装を整えて・・・。

柱周りのカウンター下地を作成中。

くぼんだスペースは、ラワン合板の本棚に。反対側も同様に現場造作しました。

デスクはラワン合板の天板に、伸縮式のテーブル脚(IKEA OLOV 500円/本)を取り付けただけの構造。レイアウト変更にも対応できるように。

リフォームのその後・・・

さて、予定どおりに工事は終了。お引き渡しも済み、生活が落ち着いてきた頃、改めてご自宅にお伺いさせていただきました。

その部屋はなんとも新井さんらしいというか、きれいに整理された空間になっていて。本棚には、お仕事の専門書がズラリ。絵もたくさん飾られていて・・・

でも、ブラジルの感性も持ち合わせている新井さんだからこそなのかなあ。その、絵のセレクトが個性的。絵を見ているだけでも面白かったです。

ちなみに、洗面/トイレの壁と柱に塗装した色は、悩みながら一緒に選んだ「ベンジャミンムーアの 2122-50 | iceberg」という色。ほんのり水色がかった爽やかなカラーですが、全体の優しい雰囲気にもよく溶け込んでくれたと思います。

さて、帰りがてらブラジル産のコーヒーと、ポンデケージョというチーズ入りパンをいただいたのですが。これが、もちもちしていて美味しくて。

実は、このポンデケージョというパン・・・ブラジルではポピュラーなものらしく、コーヒーと組み合わせて食べることも多いそう。また、濃いめのコーヒーに砂糖とミルクをがっつり入れて飲むのがブラジル流らしいです。

ポンデケージョ・・・また機会があったら買ってみようかな。コストコなどでも買えるみたいです。

美味しいひとときを、ありがとうございました。