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事例紹介

2014年04月04日 (金)

「好き」を取り入れた心地いい暮らし

ウーマンファミリー

「好き」を取り入れた心地いい暮らし
自分の「好き」をふんだんに取り入れた Sさんの改装をご紹介します。(文:阿久津)
所在地   練馬区平和台
構 造   RC造
築年月   1998年
竣工月   2014年02月
施工面積  82m2
総コスト  580万円

心地のいい暮らしとは

突然ですが。心地のいい暮らしってどんな暮らしでしょう?

それはヒトによっても違うと思うし、気分によっても違うかもしれません。まったりできる時間も心地いいけど、わくわくする感じがあっても、それも心地よかったり。そう、心地いいと感じるポイントって、いろいろあると思うんです。

ただ、個人的には「自分らしい」ってことが大切なんじゃないかって思うんですよね。

「じゃあ、自分らしいっていったい?」

私が思うに「自分らしい」って、自分らしい「好き」がある暮らし・・・それに尽きるんじゃないかなあと。とは言っても、自分の好みもひとつだけじゃなかったりするのですが。

「あーゆーテイストも好きだけど、こーゆーのも好き。あー、一つに絞れない」「雑誌なんか見てると、どれも素敵に思えてきて目移りしちゃう。」「自分の本当に好きなテイストってなんなんだろう・・・?よくわかんなくなってきちゃった。」って?

うん、でも、それでいいと思うんです。カビラ風に言えば「いいんです!!」

だってこれもあれも、みんな好きなんですもん。素敵な柄、素材、色・・・どれも部屋に取り入れてみたいですよね。それも個性かと。

というわけで今回は、自分の「好き」をふんだんに取り入れた、まさにSさんワールドとも言える素敵なご自宅をご紹介したいと思います。

「好き」を取り入れる

東京都練馬区に住むSさん夫妻は、生まれたばかりのお子さまとの3人暮らし。このたび、築16年のマンションを購入し 室内を改装することとなりました。


BEFORE|案内時の様子。荷物がたくさんありましたが、実はフローリングの状態はかなり良かった。

奥さまの好みは「ナチュラルな木の家具もスキ」だけど「ランタンが似合う山小屋風の雰囲気もスキ」「カントリー調とも違うけど、カフェっぽい空間もスキ」。また、トイレは「何これ〜??という演出もしたい」とのお話も。

「ナチュラル」「山小屋」「カフェ」・・・。いろいろなキーワードが出てきましたが、まあ考えていきましょーと、打合せは進むのでした。

解体中|キッチンとキッチンの間仕切り壁を解体した後の様子。

今回、壁付けだったキッチンは対面キッチンに変更しました。これで、リビングを動き回るお子さまにも視線が届きますね。キッチン前の壁にはレッドシダーの羽目板を張り、カウンター下にはラワン合板の可動棚をつくることに。この場所には、色のバラツキある素材を選びました。

対面キッチンに変更し、壁にはレッドシダーの羽目板を張った。手元灯はガラス素材のシャンデリア灯を2灯。

また、全体的には、オークの集成材、無垢建具、フローリング、突き板家具と 優しい木の印象を取り入れ、白い壁と木肌感でまとめる計画となりました。


リビングから和室を眺める。


ブルーのカーペットが、お部屋の雰囲気によく似合っていました。

廊下とリビングの床フローリングはそのまま活かしましたが、居室の2部屋は新たにオーク材の継ぎ無垢フローリング(toolbox)に張り替えました。とても優しい雰囲気ですね。


寝室|優しい雰囲気のオーク継ぎ無垢フローリング(toolbox)

さて、メインの構成は決まったところで、あとは好きな色、柄、素材などをチョイスしていきました。

・書斎の壁は、奥さまが好きなマリンブルーの塗装色を。
・トイレの壁には、ダマスク柄の個性的なフリース素材の壁紙を。
・洗面には、渋めのモザイクタイルを。
・和室の襖には、かわいい小鳥柄のペイント壁紙を。

ワンポイント加えていくことで、空間に表情が出て、個性がプラスされていきます。「好き」に囲まれた空間。「うん、うん。」やっぱり、自然と笑みがこぼれてくるのです。


書斎|デスク前の壁はマリンブルーの塗装壁に。


トイレ|印象的な壁紙を部分貼りに。


洗面カウンター|ここは渋めのモザイクタイルを。


襖紙|ペイントの質感をあえて残している輸入クロス。小鳥の絵柄がかわいい。

いやはや、きちんと実用性も

そんなこんなで、奥さまの好みをふんだんに取り入れていますが、もちろん実用性だって考えてます。使いにくいとそれがストレスにもなってしまいますしね。「使い易さ」も「心地いい」の大切な要素です。

洋服をたくさんお持ちの奥さまには、生活スタイルに合わせて、両面から使うことのできるクローゼットを。寝室に行かなくても、和室からだって使えるのです。奥行の深い収納となっていますが、これなら奥の洋服も取り出しやすそうですね。


両側の部屋から出し入れできる収納。

また、陽当たりのいいリビング横の部屋はガラス引戸にし、抜け感を。自然光も差し込み、視野が広がりました。ご主人が、書斎で読書などをしていてもなんとなく気配を感じることができます。小さなお子さまも見えるので安心ですね。


幅広の1本引きガラス引戸を新たに設置。いい抜け感ができた。

また、キッチンやユニットバスなどの設備機器もお掃除のしやすさ、使いやすさを重視してチョイス。掃除のしやすさってのも、毎日のことなので大切なファクターですよね。

そんなSさんの暮らしぶりを見ていると、自分らしい空間をつくることで、自然と心地のいい暮らしってつくられていくのかなあ、とおぼろげながら思ったのでした。