その人らしい生き方、暮らしを応援しますみのり制作室

事例紹介

2012年08月24日 (金)

家のつくり方を考える|プロローグ

1〜2人暮らしDIY/セルフ自然/緑/水辺

家のつくり方を考える|プロローグ
みのりのプロローグです。自分の家づくりに関わることで「家」のつくり方について、また事業を始める自分の想いについて、改めて考えることとなったケーススタディ。
所在地   東京都東村山市
構 造   SRC造
築年月   1985年
竣工月   2011年03月
施工面積  67m2
コスト   650万円
※雑誌LiVES 67号・カフェみたいな暮らしを楽しむ本 に掲載されました

物件との出会い

29歳、会社員、シングル。だけど、2人暮らし。

そんな僕自身が「家」のつくり方について模索した、また事業を始めるきっかけとなったケーススタディです。それは、窓いちめんに広がる緑ビューを見たときが始まりでした。


物件案内時。一目惚れしたいちめんの緑ビュー。

「何これ!!何、この窓いちめんのミドリビューは!!」

たまたま近くを通りがかったマンションで売りに出ていた物件。何気なく内見するつもりが、とにかく気に入ってしまったのです。家を買うなんてさらさら考えていませんでしたが、話はどんどん加速していきます。

そもそも、地方出身のワタクシ。

これまで、いろいろな街で暮らしてきた経験もあってか、都心の真ん中に住むのはちょっとしんどいかも?!と思っていました。毎日忙しく働いていた時期なので、どこかのんびりできる場所を求めていたのかもしれません。

将来的には「自宅で仕事をしたい」という想いもあり、オフィス兼自宅というSOHO利用もなんとなく考えていたように思います。想いはどんどん膨らんでいきました。

自分サイズな住居選択

物件の場所は、東京のにしがわ 東村山市。

自分にとって縁もゆかりもないこの場所だけど、自然も多く残っていてどこかつながりも感じられる-自分にとっては、都心の高層マンションよりも自分らしくいられる居心地いい-場所でした。

なんとなく周辺を散歩していた時に偶然見つけたマンション。近くには神社、淵の森、柳瀬川、そして西武線。今では日常を過ごす自分の居場所となりました。

「家」のつくり方を、自分で編集してみる

仕事柄、中古住宅+リフォーム・リノベーションという方法が自分に合っているなと感じていたこともあって、中古購入に対する抵抗もなく、決断も早かった。

あとは、どうやって家をつくっていくか。

そこで、現場と積極的に関わりたいなと思いました。仕事そのままが、じぶんの家づくりにも役立つこともあり、最初はコストを省きたいという想いからでしたが・・・。

自分自身へヒアリングすることから始めて、設計、素材などの選定、工事店や職人さんのキャスティング、工事の体制を考え、材料を仕入れ、現場監理をし、DIYも含め。

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関わり方にもよりますが、家づくりに本気で関わるとなると正直言えば、少し面倒かもしれません。時間もかかるし、手間もかかる。長丁場になることはある程度、覚悟しておいた方がいいでしょう。

むしろ、そういう気概のあるひとでないと難しいのかもしれない。暮らしについてじっくりと考えたり、気に入る材料を探してみたり、発注したり、自分で塗装したり。

でも、やってみて分かったことがあります。それはただ、ただ楽しかったということ。大変だったぶん、出来上がったときは余計に嬉しかったのです。

そう。マラソンをやっている人たちが、ゴール後に感じるものと同じかもしれない。苦しいあとには達成感がある。そこには愛着もできる。

だけど、こうも思いました。

家づくりってそんな機会になる可能性を秘めているのに、ぜんぜんそうなってないことも多いよなあって。でも、そんな機会を逃してしまっているのももったいないよなあって。

「既製品のように家を買う。」「誰かに依頼したら、勝手に家が出来あがる。」「住むひとの出番はほとんどない。」実際、そういう家のつくり方もあるかもしれない。

だけど、それだけだともったいないんじゃないかなあ、って。

その人自身の家なんだもの。苦労はあるかもしれないけど、もっと家づくりに関わることで、自分の暮らしをよりハッピーなものにすることが出来るのでは、と。

でも実際、家づくりに関わることは大変?

いやいや、サポートさえあればもっと家づくりを楽しむことが出来ると思う。関わり方は人それぞれでいいのだと思うし。なにもDIYすることだけが家づくりに関わることじゃないんだし。

真剣に考えること、問題を共有すること、チームでつくりあげていくこと。自分自身のプロジェクトなんだって、そういう意識を持つことが大事なんじゃないかって。

自分ごととしてこれから何をやっていきたいのか、見つかるきっかけとなったのが、このときだったように思います。