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事例紹介
2013年10月05日 (土)
DIY/セルフウーマン
もともとは、職人さんが高所作業の為に使う足場の作業床。そんな床だから、質感もざっくりしていて、加工もされていない、元はと言えば、ただの杉の板なんです。
ただ、その使い込まれた板を内装材として使えるべく、5mmにスライスしてほんのり鉄サビ塗装を施こしているのが、今回、貼ってみた商品。薄くて、軽くて、扱いやすくなっています。
そんな商材だから、カットしたり、貼ったり。自分だけでもできちゃいます。ちょっとお部屋の雰囲気を変えてみようと、足場板張りに挑戦してみることになりました。
DIY前の部屋の様子。もともとはシックな雰囲気。
この部屋の住人は、もともとはパリのプチホテルのような雰囲気が好きだったのですが、最近は、山小屋風ではあるけどかわいい雰囲気にしたいなー、と、また、こむずかしい欲求がふつふつと沸いてきたようで。
ただ、ファッションなんかも、場所や気分によって変えたり、年齢とともに好みが変わってきたりするもんですよね。部屋の雰囲気にもちょっと飽きがきて、変えてみたいと思ったり。そういう感覚はよく分かります。模様替えをする感覚に近いかもしれませんね。
気軽に自分たちでやれるなら、費用も材料費くらいだしと、材料・道具を用意したら「さあ、やろうか」。
今回、施工する壁の下地はコンクリートなので、両面テープ+ボンドで接着していきました。接着面の引っ張る力が強いのか、多少、反り上がってくる部分もありましたが、そこはご愛嬌。「えいっ」と押し付けて、きちんと接着するのを待ちます。長さが合わない部分は、のこぎりでカット。薄いので、そんなに難しくありません。
疲れたら、休憩して、また貼って。自分のペースでつくっていけるのも、DIYのいいところ。板が貼られて、徐々に足場板の面積が多くなってくると、少しウキウキした気分になるもんです。
完成が早く見てみたい、と、さらに、やる気スイッチ、オン。こういうのは、楽しみながらやるのがポイントですね!!
用意した道具はこれだけ。手ノコ、差し金、木工用ボンド、両面テープ、はさみ。
長さが合わない部分はカットして。両面テープとボンドを貼っていきます。
一枚、一枚貼リ合わせていき・・・
疲れたら、休憩。zzz…
休憩したら、またまた作業。
できた!!
壁一面全体に貼ったので、断面も見えず、薄さは特に気になりません。
グリーンとの相性もいい。
やってみて感じたのは、意外と簡単ということ。
一日あれば、じゅうぶんできちゃいます。
また、壁一面に貼るだけで、がらっと雰囲気が変わっちゃうので、あえて大きな面積に採用しなくてもいい。そんな、気軽さがいい感じです。天井や、壁などの一面づかいに向いていますね。
また、木肌感のある空間は、部屋を落ち着く場所に和らげてくれます。スギの香りには、心拍数や血圧を下げ、リラックス効果もあるそうなので、今回のように寝室の壁に貼るのもいいかも。これで、ぐっすり眠れます。(決して、これまで眠れなかった訳ではありませんが・・・)
(text=村田)