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事例紹介

2013年11月06日 (水)

みんなで壁を塗ってみよう!

DIY/セルフオフィス・店舗

みんなで壁を塗ってみよう!
オフィスでの塗装ワークショップをレポートします。塗装職人の濱邊さんに塗り方を教えてもらって、みんなで壁を塗ってみました!
所在地   渋谷区千駄ヶ谷
構 造   RC造
築年月   1983年
竣工月   2013年11月
施工面積  79m2

DIYで塗装体験

クリエイティブな精神が根付くアメリカや欧米ではDIYで塗装なんてよく聞くものの、実際やるとなるとなかなかハードルが高いもの。「ちょっと面倒かも?!」「やり方が分からない」なんて理由から、意外と縁遠かったり。

「誰かに塗り方を教わりながら、自分の空間を自分で塗装できる機会なんてあったらいいのになー」なんて思ったことありませんか。今回は、そんな想いにも応えるワークショップのレポートです。塗装職人の濱邊さんに塗り方を教えてもらって、みんなで壁を塗ってみました!!

もとはと言うと、オフィス改装の相談が始まり。

「出来ればスタッフで壁を塗装したいんですよねー。」とのお話から、「そしたら、塗装の職人さんから塗り方を学び、自分たちでも塗ってみませんか?」と、ワークショップを開催することになりました。

そして、この活動は、消費者とつくり手(職人)が切り離されてしまっている、今日の建築現場において「顔の見える関係をつくろう!」というプロジェクトの一貫でもあるのです。

職人さんに塗装の工程を学ぼう

工程は大きく分けて、5工程。

1.養生
2.剥がし
3.パテ処理
4.シーラー塗
5.仕上げ塗

一日でやるにはなかなかボリュームもあるので、範囲を決めて塗装することに。
講師には、いつもお世話になっている塗装職人の濱邊さんにお願いしました。

いざ、作業のスタート!!


始まりはいつもここから。みんなで養生します。

当初は、床を養生した状態からスタートしようと思っておりましたが、少し手違いもあって、みんなで養生することに。ただ、結果的には「みんなでやる」というのがなんとなくの一体感を生み、いいウォーミングアップにも。

体も温まってきたら、壁紙剥がしもスタート。びりびりーっと、好き勝手に壁紙を破いていきます。なかなかいいストレス発散!!力を入れ過ぎないくらいがきれいに剥がれます。


びりびりー、と、壁紙を剥がします。

おおかた壁紙が剥がれたら、うすーい裏紙も剥がしていきます。ただ、これがなかなか剥がれなくてくせ者なんですよね。水で濡らしたりしながら、地道にちょっとずつ。裏紙が残っていると、塗料をのせたとき膨らんでしまうので、時間をかけても剥がすのです。地道な作業でちょっと辛いかもしれませんが、剥がすのです。


うすい裏紙も剥がします。根気のいる地道な作業。

ふう。一息ついたら下地処理


さて、一息ついたらパテ処理を開始。職人の濱邊さんにコツを教えてもらいます。

さて、壁紙を剥がし終わったら、下地のでこぼこをフラットにする為にパテ処理を行います。よくこねて柔らかくしたパテを、ジョイントのでこぼこ部分に塗り付け、薄く伸ばしていきます。


なかなか難しいですが、みんなでパテ処理します。

実際に実演してくれた濱邊さんの見事なパテさばきに、まわりからは「おー」「すげー」「職人になりたいー(‘▽`)」なんて。いや、いや・・・。

ただ、やってみると、これがなかなか難しい。コツは、塗りたい部分に均等にパテをのせ、均等な力で薄く伸ばしていくこと。「言うは易し、行うは難し」です。


パテが乾くまで休憩中。記念写真をパシャリ!!

さて、パテが乾いたら、紙ヤスリで削りましょう。でこぼこした部分が、触ってみて、つるっとしたら、そろそろ塗り頃です!!(※今回はシーラーレスの塗料を使ったので、シーラー作業は省きました。)


乾いたパテをペーパー処理したら、いよいよ塗装開始。

あなたはハケ派?ローラー派?

「さあ、塗るぞー!」

一斗缶から、塗料をバケットに移したら、ハケとローラーを持って、いよいよ塗り始めます。道具にたっぷり塗料を付けたら、余分なペンキをバケット内に落とし、隅からハケで塗っていきます。

細かな部分や隅などはハケを使って、広い面はローラーで。面白いもので、細かな部分をハケで塗るのが好きな人と、広い面をローラーで塗るのが好きな人と分かれるみたい。


細かな部分は刷毛で塗ります。

塗った壁面に性格が出てくるのも面白いですね。完成後には、「あそこは俺が(お前が)」「いや、ワタシが」と、出来上がりを見て、話のネタになりそうです。

全体に塗れたら、乾くのを待ちます。乾いて下地の色が浮き上がっていなければ、1回塗りでもいいのですが、気になるようなら2回目も塗りましょう。今回も2回目は塗りました。1回目で少し気になっていた塗りムラも2回目を塗ると、ムラなくキレイに。

真っ白なハコが出来上がり

もともとの壁は白い織物調クロスでしたが、塗装壁になり、またぜんぜん違った印象へと変わりました。壁を真っ白に塗っただけですが、すごく明るくて広々とした、ギャラリーのような空間に。

今回は、天井材を撤去し、天井も塗装したので(こちらは職人仕事)、当初の「ザ・事務所」感は全くなくなりましたね。すごくシンプルで、真っ白なハコが出来上がりました。

この後、自分たちで無垢床タイルを敷いていく ということで仕上がりが楽しみですね。【オフィスの改装記事はこちら】


できた!!真っ白なハコ