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読みもの
2017年05月23日 (火)
プロダクト/アイデア
都内の都営住宅にお引越しすることになった Eさん。
だけど、その水回りスペースはちょっと変わったつくり・・・というのも脱衣所、トイレ、浴室それぞれに「よいしょ。」とまたがないといけない大きな段差が。
水回りスペース(当初)|床は勾配のついた防水床となっている。間仕切りとの間には15センチほどの段差が。
高齢のEさんにとって(高齢でなくても)このままでは使いにくいと『段差を解消しましょう』ということになりました。というわけで、脱衣所とトイレにはウッドデッキのすのこを製作することに。
ウッドデッキのすのこをつくる大工さん。デッキ材はウリン(幅90mm×厚さ20mm)。
賃貸物件なので「すのこ」は固定せず、置くだけに。ただ、パッキン材を詰めてずれないようにしています。また、デッキ材にはウリンを使用しました。
ウリン・・・「100年腐らない木」といわれるほど丈夫で 耐久性に優れている木。防虫性に優れており、シロアリにも強いのも特徴。 「アイアンウッド」とも呼ばれる。非常に硬く重い木なので、加工は大変だが、メンテナンスはほぼ不要。
脱衣所|上がり框の高さに合わせて・・・
トイレ|座ったときの高さに留意して、ここは5センチほどの高さに
元来 外で使うモノなので、もちろん濡れても大丈夫。木の温もりある「ウッドデッキすのこ」ができあがりました。
お風呂場にも、浴室専用すのこを設置して・・・足元を気にせず過ごせるようになってもらえていれば、幸いです。