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2016年08月16日 (火)

こんな傷があるときは ーリペアの職人さん

困ったときの知恵袋

こんな傷があるときは ーリペアの職人さん
こんな傷があるときは・・・リペアの職人さんにお願いするのが、一番です。

こんな傷があるときは

内装のリフォームとともに「枠や巾木の傷について」ご相談をいただきました。

どうやら前の住人さんのワンちゃんが、いろいろかじっちゃったようで。枠に、巾木に、壁紙に・・・いろんな箇所に傷がありました。

枠や巾木を交換してもいいのだけれど、他の箇所は傷んでいないし、そもそも余計に費用もかかる。・・・というわけで、こんなときに頼りになるのがリペアの職人さん、なんです。そもそもリペア(=repair)とは、「修理する」という意味。「修理」を専門とする職人さんがいるのですね。

ホームセンターでも、たくさんの補修キットが売られているので「案外、自分でもやれそうかな」と思いそうなものですが・・・意外に難しい「補修」作業。しかも、プロの仕事となるとレベルが違います。

「修理の方法を考えては、ときには造形したり、色を作ったり。」手先が器用な方でないと、こんな仕事は務まりません。お話を聞いていると、だいたい皆さん、美大卒だったりします。なので「職人」という肩書きよりも、むしろ「美術家」という肩書きの方が似合うのかもしれませんね。

こんなドア枠の傷は・・・(以下、連続写真6枚)

補修材の色合わせをしているところ。何十個もある色の中から合いそうな色を。

サンドペーパーで下地処理したら、熱で溶かして・・・

お、いい感じ。

木目もこうやって、筆で描いていきます。

ツヤ合わせして・・・

できた!

まったく分からなくなりました。

こんな角(カド)がなくなってしまった巾木も・・・

BEFORE

AFTER

えぐられて原型を伴わない巾木も・・・

BEFORE

AFTER

ビス跡の穴も・・・

BEFORE

AFTER

さすがです。出来上がりだけをみているだけで、嬉しい気持ちになりますね。

 

リペアという仕事・・・

何にも知らない人が見ても、何ごともなかったように「存在」をなくすのが彼らの仕事です。なので、なにかの作品のように、仕事として「目」に見えて残っていくわけではありません。

だけど、そのことを知る人の「心」には残っていくのかもしれませんね。なにを隠そう僕自身が、ただただ、いつも感心してしまうのですから。