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読みもの
2016年07月07日 (木)
プロダクト/アイデア
木工教室で、釘やビスで接合しない手加工の技術を修練しています。(「アクロージュファニチャー」の岸さんに教えてもらっています。)次なる課題はスツールづくり。「白木のような木肌色で、シンプルなスツールがいいなぁ」と、まずはなんとなくのイメージを形にしていくことから始まりました。
最初に描いた図面。当初は4本脚で考えていました。
強度や材料の有無、手間や訓練になるかどうかなど、岸さんに相談しながらかたちを考えていきます。当初は、4本脚を考えていましたが、3本脚もいいなあと思いはじめて。
ただ、3本脚の椅子は転倒しやすく、PL法(製造物責任法)でも規制の対象となることから、製造・販売を控えるメーカーが多いみたい。
なるほど・・・でも、それならなおさらいいかと思い。自分のためのスツールだし、せっかくならと3本脚に挑戦してみることにしました。ちなみに材はメープルにて。
図面を描いたら、早まる気持ちも押さえ、まずは模型づくり(1/7スケール)から。
実際にメープル材をつかって模型づくり。座面をどういう形状にするか少し悩みました。
でも、模型づくり、大事でしたね。細かなディテールを考えるには特に。模型を見ながら「もう少しこうした方がいいかなあ」など、いろいろと考えるきっかけにもなりました。
さて、プロポーションも決まったところで、本格的につくっていきます。材料はいつものように教室で用意してもらいました。
こんな風に「ここの部分をこう座面にして・・・」と木取りしていきます。
木取りができたら、カットして、平面と直角を出し・・・
表面を削るとキレイなメープルの木肌があらわに。
さらに材を切り出し・・・3枚の板を接合して、座面をつくります。
接合部の木目の通りを揃えるため、まずは材の調整。
側面に溝をつくったら、ビスケットと呼ばれる(名前の通りお菓子のビスケットに良く似た木製チップ)ジョイント材を差し込み、
接着したら、丸く切り取ります。機械でも丸くできるけど、せっかくなので手加工で。
少し大きめに切り取ったら、台紙を当て、トリマーで「まーるく、まーるく」
下板も同様につくったら、接着しました。(下写真は細ビスで仮止めしているところ)
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