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2015年03月30日 (月)

漏れているんです

困ったときの知恵袋

漏れているんです

原因はいったい?

なかなか、原因が分からない。そこで住人さんとお話しして、リビングのフローリングに穴を空けさせてもらうことになりました。特に、配管のジョイントがありそうな位置に検討をつけて。

配管のジョイントには「継手」があります。ここが腐食し、漏れることはたまにある話。配管経路は自宅を改修した時の経験に基づき、予測を立てていきました。

※ 継手とは、管と管を接合する部材のこと。90度、45度に接合する「エルボ」や、T字のカタチをした「チーズ」、直線に接合する「ソケット」などがある。

ちなみに下の写真は、自宅を改修した時に取り替えた給水管の継手(エルボ)。


赤錆が出ていました。

開口作業中。

「ビンゴ!!」配管の上に、上手く開口することが出来ました。


床下から、温水管、ガス管、給水管、給湯管などいろいろな配管が。

さっそくチェックしてみることに。

漏水している管だけ濡れていれば、原因も突き止めやすかったのですが、あいにく、水が管をつたったのか、給水管も給湯管も濡れている。うーん。

いろいろと職人さんにも調べてもらったけど、どうやらこのあたりでもなさそう。

ただ、ここまでいろいろ調査してきて それなりに原因の予測がついてきました。状況から推測するに、水栓をひねった時にかかる管への水圧で、微量な水がどこかから漏れているのではないか、と。あとは、その場所が一体どこなのか?!

そこで、登場したのが「音聴棒」

漏水を調査する道具の一つです。先端を給水装置に、反対部分を耳に当て、異常音を確認します。

「水圧ポンプで管に圧をかけ、漏水音を音聴棒で聞く」という作業を繰り返し、繰り返し行っていきました。だけど聞こえる音は、圧をかけた一瞬だけ。かすかに聞こえる水の音を聞き取ります。その時だけは、その場が静寂に包まれるのでした。

そんなことで、調査の結果、キッチンの床下を這う「給湯管」から漏れていそうだ、ということが分かりました!よかった。なんとか場所を特定できたところで、この日の作業は終了。次は、修繕計画を検討します。

ちなみに、見取り図はこちら↓↓↓

ただ、実際に修理のことを考えると、キッチン(もしくはユニットバス)を取り外し、床やら壁やら解体し、配管の修理をした後、内装や設備の復旧をしたりしないといけなくて・・・。しかもその部分だけを直しても、今後、また他の部分から漏れないとも限らない。

30年前の配管。経年劣化のことも考え、住人さんとも相談し、今回は給湯管を全て新しくすることになりました。床にいくつか開口を開けさせてもらったので、それを中継していけば、比較的容易に作業出来そうです。

また、今回は管理組合で加入している保険の対象ということで、住人さんの負担も最小限に抑えることができました。「ほっ。」(ちなみに、配管工事だけは保険対象外。)

という訳で。

日を改め、給湯管の更新工事を実施いたしました。管に使用したのは架橋ポリエチレン管。いわゆる樹脂管です。耐久性が高く、施工性に優れた配管材で、最近では、いろいろな場面で、ほんとによく使われるようになりました。

作業も1日掛けて無事に終了。結局、給湯器近くの給湯管でも微量に漏水しており・・・。だけど、これでひと安心ですね。よかった、よかった。

今回のことを通じて改めて感じたのは、築古のマンションの場合、機会があれば折り見て、配管も新しくしておいた方がいいということ。また、こんな時に備えて保険の加入は確認しておいた方がいいということ。この2つですね。

どうしても古いマンションだと、管の劣化による漏水リスクはあります。なかなかメンテナンスも出来ない場所だけに、「家をリフォームしてみようかな?!」と考える際は「配管はどうする?」と、思い出してもらえれば何よりです。

(終わりです)

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