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読みもの
2013年11月12日 (火)
プロダクト/アイデア
キッチンカウンターの下。
ここって、案外使われていないこと多くありません?
デッドスペースとは思うものの、オーダー家具を造るのは高いし、かといって通販で安っぽい収納家具を置くのも嫌だし、と、ぽかーんと空いたスペースはそのままになっていることも多いのでは。
もともとのカウンター下。ここに可動棚をつくりました。
そんな時にいいのがこれ。集成材と可動レールだけでできた可動収納棚。リフォーム工事と一緒に大工さんに造作してもらいました。
棚受けの金具を移動すれば棚の高さも変えられるので、収納したいモノに合わせてカスタマイズできます。
リビングに、ちょっとしたモノの置き場があるって、意外にありがたいんですよねえ。 扉付きの収納だとどこにしまったか忘れてしまうこともあるし。
本だけでなく、ちょっとしたファイルや小物の置き場としても。もちろんディスプレイとして写真を飾るもよし、はたまた食器などを置いてもよし、使い方も住み手のアイデア次第ですね。
棚の高さは自由に変えられる。
棚と言ったらまずは集成材というくらい、いたるところで活躍するのがこの集成材。
断面寸法の小さい板材を接着剤で構成して作られる材料で、テーブルの天板や家具の素材としても使われています。変形や割れ等の狂いが生じにくく品質が均一で、棚材にぴったり。
今回は、木目の綺麗なナラの集成材を蜜蝋ワックスで仕上げました。小さな材を継いでつくられているので、塗料の吸い込みがバラつき、木肌感が出てぐっといい質感に。もともとのカウンターと雰囲気もあって、いい感じの収納棚になってくれたと思います。
ナラ集成材。蜜蝋ワックスで仕上げた。