2019.12.31

アールの開口部

Ideas

直線の多い住宅空間において、柔らかい雰囲気を与えてくれるアールの開口部。おうちの中の曲線は、インテリアのいいアクセントになるだけでなく、空間をゆるく仕切るのにも役立ってくれることと思います。

アールの開口部って、ときどき見ることありますよね?レストランやホテルとか、あとは雑誌などでも・・・。四角い開口部とは違って、また違った印象を受けますよね。丸みのある感じが、きっと「優しい」「柔らかい」雰囲気をつくってくれているんだと思います。

でも、この「丸み」を造るのってどうやって作るんだろう?大変なの?と、疑問に思ったことありませんか。実はカーブした部分は「曲げベニヤ」という合板を使ってつくっています。こんなに曲がるんだというくらい、ぐにゃぐにゃに曲がるベニヤなんですよ。

これが「曲げベニヤ」

この現場では、開口幅の半分を半径とするシンプルなアールを造りました。この曲線の”カーブ具合”をどう造るかによっても、また雰囲気も変わるんですよね。少しの違いなんですけど・・・まあ、この辺は好みもありますかね。

で、こちらが開口部をつくる大工さんの様子(↓)

まずは開口部の上部分をカーブ状に型を取り、下地の壁をつくります。
小口部分に「曲げベニヤ」を取り付けます。こんなに「ぐにゃーっ」と曲がるんですね。
ボードを貼って仕上げます。

おうちにカーブ状のモノがあると、ちょっとだけ雰囲気が柔らかくなりますよね。視線の抜けやインテリアのアクセントにもなり、内装のポイントにするのにもおススメです。

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